【道具】ほつれ止め液がない時、代用できる?

道具・素材

こんにちわ、お人形手芸部 部長の三島るぃです。

リカちゃんやジェニーの服を作る、お人形手芸の必需品とも言える「ほつれ止め液」
布の端に塗るだけでほつれなくすることができるアイテムです。

あると便利、必須とも言えるほつれ止め液ですが、手元にない時・買いたくない時(?)、何かで代用できないかを調べてみました。

あくまで、リカちゃん服等の布の面積が小さいパーツにつけるほつれ止め液の代用なので、ペット用・人間用等の大きなお洋服作りには向いていないものもあります。
代用される場合は自己責任でお願いいたします。

代用の際は自己責任でご利用ください

ほつれ止め液を別のもので代用する

木工用ボンドを水で薄める

発行年月の古いお人形手芸のレシピ本等でも紹介されている方法です。
ボンドと水の比率に決まりはないようですが、一気に混ぜようとするとキレイに混ざりません。
ボンドに水を少しずつ加えてゆっくりと混ぜていきましょう。

ただし、よく見かける木工用ボンドは水性なので、代用して作った服を洗濯すると取れてしまい、ほつれ止め効果がなくなってしまいます。

手芸用ボンド

手芸用ボンド(布用ボンド)を布端に塗る方法です。

液体タイプ・ジェルタイプ・スティックタイプと様々な種類があるので、使いやすい(塗りやすい)ものを選びましょう。

布用ボンドはアイロンをかけるとさらに強力にくっつくものが多いので、次の工程に移る前によく乾かしておく必要があります。

透明マニキュア・トップコート

サテン生地やオーガンジーリボンの端処理にも使われる方法です。

乾き始めたマニキュアは粘度が増すため、塗っている最中にハケについているマニキュアが固まってきて布端の糸がダマになってしまうことがあります。
広範囲に塗るのにはあまり向いていないかもしれません。
布の素材によってはシミになってしまうこともあるので注意が必要です。

布用両面テープ

※裾の処理のみに使える方法です

手芸用(布用)の両面テープを縫い代に貼る方法です。

幅3mm~の細くて強力な粘着力の両面テープが、手芸店の他、ホームセンター、100円ショップ等でも売られています。
水に強い洗濯OKのものから、布と布以外の素材を接着できるもの、フィルムタイプのものまで種類は様々です。

裾の部分に使用した場合、しっかりくっつくのでミシンがけの必要もなくなりますが、上からミシンをかけると両面テープの糊がミシン針にくっついてしまったり、縫えなくなったり、ミシン針が使えなくなってしまったり…最悪、ミシン針が折れてしまうことも考えられますのでご注意ください。

ほつれ止め液・代用品を使わず、他の方法でほつれを止める

手縫い(かがり縫い・千鳥がけ)

布端を手縫いして、ほつれを止める方法です。

根気が必要です。

ミシン処理

ジグザグミシン

生地の端にジグザグミシンをかけてほつれを止める方法です。

リカちゃん・ジェニー等の1/6ドールの服は小さいので、ミシンの針目も小さめに設定するとよいでしょう。

三つ巻押さえ

ミシンの押さえ金を三つ巻押さえに変え、布端を三つ巻にします。
ハンカチの端の処理等で使われている方法ですね。

キレイに三つ巻きにするには慣れ(技術)が必要です。
ドレスやスカートの裾処理には向いていますが、他の部分の処理には向いていません。

ロックミシン

ロックミシンがあれば、さらにキレイに端処理ができます。

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