ヴォーグ学園「モモリータのお人形服」講座 受講料金・流れ

部長雑記

こんにちわ、お人形手芸部 部長の三島るぃです。

2023年10月~2024年3月に手芸本等の出版大手・日本ヴォーグ社グループの手づくり専門カルチャースクール「ヴォーグ学園」で開講されていた「モモリータのお人形教室」を受講してきました。
とても楽しくて、学ぶことが多い講座でした。
私のお人形手芸レベルも少し上がった気がします( ´艸`)
受講を検討されている方や、どんな流れ・雰囲気で進むのか気になる方の参考に、私が受講した時の料金や流れなどをまとめてみたいと思います。

※あくまで2023年10月~2024年3月の、私が受講したの時の内容です。
※募集時期や各種の改定などによって現在募集・開講されているものとは異なる場合がございますので、参考程度にしていただけますようお願いいたします。

受講について

以下は私が受講した時の内容になりますので、より確かに知りたい方はヴォーグ学園のホームページでご確認ください。

対応しているお人形

講座は1/6ドールサイズのお人形服となっていますが、1/6ドールもたくさん種類があるので、事前にどの1/6ドールサイズの服を作製したいかを申告します。

私の申込時はブライス(普通のボディ)・ブライス(ピュアニーモSボディ3種類のどれか)・リカちゃん・momoko・ジェニー・プーリップ・ロボホンから選択、となっていました。
例えば「リカちゃん」で申告したら、全講座リカちゃんサイズのお洋服を作ることになります。

・・・が、受講時、最初はブライスのお洋服を作っていた方が、最後の1回だけ別のお人形(ブライスではないことは確かだけど見たことないお人形だったので種類不明)のお洋服を作られていたので、ある程度は臨機応変に対応してくださるのかもしれません。

これはよくない例なのですが、私は申込時に「どのお人形の服を作りたいか」を「どのお人形を持っているか」と勘違いしてリカちゃんとジェニー2つのお人形を申告してしまったため、初回受講の時にどちらかを選ばせてくださいました・・・。

コース

申込時に自分が「初心者」か「上級者」かを申告します。

「初心者」か「上級者」で作成するお洋服の難易度が変化(作るお洋服も変わる)します。
私が受講した第1回は、初心者さんは”袖ナシのペプラムワンピース”、上級者さんは”インバーテッドワンピース”でした。

初心者と上級者をどこで線引きするかは・・・特に申込時の注意書きにも書いていないので謎です。
お人形服を作ったことがないよ、ミシンをあんまり使ったことがないよ、という方は「初心者」で問題ないと思うのですが、自分でもある程度(本を見たりして)お人形服を作ったことがある方は悩みますよね。
ちなみに私は「服を作ったことはあるけど、受講は初めてなので」とりあえず「初心者」で申込をしていたところ、受講当日に袖付けをしたことがあるかどうかで「上級者」に変更になりました。

開催日程

講座は年2回、4月開講と10月開講のものがあり、それぞれ全4回・10:00~16:00。

私が申し込んだ時は土曜日クラス(全4回全てが土曜日のもの)と日曜日クラス(全4回全てが日曜日のもの)がありました。
何年も昔に1度チラッとヴォーグ学園のホームページを見たときは平日の開講だったと記憶しているので、開講校や募集時期によって曜日は異なるのかもしれませんね。

ヴォーグ学園のホームページから申込をします。
私が受講している途中からマイページ制度?登録制度?が出来たみたいで、申込時に「お客様登録」が必要なようです。(このあたり不確かです・・・すみません)

申込が出来たら、開講前にヴォーグ学園から封書が届きます。

受講料

私が受講した時は4回開催で29,040円+運営維持費他660円の合計29,700円でした。(その時によって受講料は多少前後するようです)
この金額を開講前の期日までに送付されてくる振込用紙を使って振り込むか、直接ヴォーグ学園へ行って現金で支払います。
2回に分割も可能。

この他にキット代が毎回2,500円~3,000円程度かかります。
キット代は受講日に受付で都度払いします。(キットの内容は後述)

受講料+キット代で1回あたり約1万円程度かかる計算になります。

事前に用意しておくもの

布用のハサミや糸切ハサミなどのお裁縫道具は、持っているものは自分のものを持っていきます。
どういったものが必要なのかは、ヴォーグ学園から来る封書に記載があります。

持っていないもの・当日うっかり持っていくのを忘れてしまったものはヴォーグ学園か、先生、他の受講者さんからお借りすることになります。
借りるのは気が引ける場合は前もって自分で準備しておくか、ヴォーグ学園に併設されたミニショップで購入するのが良いと思います。

受講の流れ

受講日当日の朝

開講の10:00までに受付を済ませます。

受付時にキット代の支払いがあり、受付後に教室に入った人から作業を始めていくスタイルなのであまりギリギリに着いてしまうと自分に返ってくるシワ寄せがすごいです。
10:00になったら起立・礼・・・じゃないけど、時間になったら始まる、という感じではないので最初は戸惑うかもしれません。

その日作るお洋服によっては、使う布の色や柄が好みで選べることがあるので、最後のほうに教室に入ると好みの色柄が大人気ですでになくなってしまっていて選べない・・・なんていう事態も。
基本的にはたっぷり用意してくださっているので好きなものを選べるのですが、その時その時で人気の色柄に偏りが出てしまうと在庫がなくなっちゃうことがあります。

席に指定はないので、好きなところに座ってOK
1机に1台ミシンがあります。
ただし、机ごとに設置されているミシンが異なるのでミシンのメーカーにこだわりがあったり、使いにくいメーカーがあったりする場合は早いもの勝ちになるので注意が必要です。

席についたら、まずはキットの確認。
キットには、その日のお洋服の作成手順(フルカラー印刷で3枚程度)と、当日使う型紙、持ち帰れる型紙が入っています。

布はキットに同封されている場合と、別になっている場合あり。
別になっている場合は、好きな色柄のものをもらってOKです。

布の用意まで出来たら、各自で型紙に合わせて布を切り、ほつれ止めをしておきます。

作製

実際の作製は、工程ごとに大きなモニターで進め方の動画を流してくれて、補足があれば口頭もしくは実演で伝えてくださいます。
教室には先生の他にスタッフさんもいて、作製中は常に各机を回ってくれているので、わからないところはその都度細かく教えてくださいます。
先生やスタッフさんの方から「だいじょうぶそうですか?」「わからないところ、ありませんでしたか?」と声をかけてくださるので、聞きづらいということはないです。

机に設置されているミシンは職業ミシンですが、使ったことがなくても使い方を教えてもらえるので、家庭用ミシンしか触ったことがなくても問題ありません。
私も初めて触りましたが、大丈夫でした。
家庭用ミシンより仕上がりがキレイなので、出来上がりがひと味違います。

難しい部分、どうしても自分では出来ない部分は先生やスタッフさんがお手伝いしてくださいます。
ほか、時間が押してしまって完成時間内に収まりそうにない場合もお手伝いが発動します。
工程が多いワンピースのスカートに何ヶ所もギャザーを寄せないといけなくて、時間が足りなさそうだけどまだ受講生のみんなは身ごろの仕上げ段階・・・なんていう場合に、スタッフさんが片っ端からギャザーミシンを入れてくださったりします。

時間内にできない場合は持ち帰りになります。
私も初回、大部分は完成させられたけどスナップボタン付けは間に合わなくて(時間内に収まらなくて)家に帰ってから付けました。

写真撮影タイム

最後は出来たお洋服を持参したお人形に着せて撮影します。

長机に並べるだけではあるのですが、その日参加された方のお人形がズラッと並ぶので、圧巻です。
色柄が複数ある場合は自分が選ばなかった色柄のお洋服がどんな感じになるのかもわかるし、見たことのないお人形がいたり、写真でしか知らないお人形の実物が見られたりと楽しい。
事前に作るお洋服に合わせた小物を作ってくる方もいたり、お人形の情報交換ができたり、今日の苦労したポイントを分かち合ったり(笑)と、癒しの時間です。

スタッフさんが撮影したものはヴォーグ学園のInstagram、先生が撮影したものは先生のInstagramに載っています。

終了~次回講座の早期申込

撮影が終わったらその日の講座は終了になるので、各自解散。
仕上げまで間に合わなかった部分はおうちで完成させます。

受講生は次回講座の早期申込が出来るみたいです。
3回目~4回目あたりに早期申込の案内が来ていました。
私は予算の関係で続けての受講申込はしませんでしたが・・・まだまだやりたい!という方には嬉しいシステムですよね。

先生の講座がすぐに申込埋まっちゃうのにはこんな事情もあったのか・・・。

部長の感想

良かった点

作家さんから直接学べる

ここに尽きると思います。

本やネットでしか見たことのない先生ご本人が直接教えてくださる、実際に縫って見せてくださるのは本当に贅沢。
第1回の受講時に袖付けに手間取っていたら見本を見せてくださったのですが、ピンを打たずにそのままミシン縫いに入って袖付けを完成させていて感動しました。(もちろんピンを打っての完成も見せていただきました)

気軽に声をかけられる雰囲気なので、作製途中でわからないところはもちろん、時間が許せば今作っているお洋服とは関係のないところも聞けちゃいます。

ドール服が作りやすくなる

本で見てわかった気になっていたところや、「多分こうだろう」でやっていた部分の正解がわかるようになり、お人形服作りがスムーズに進められるようになります。

本では「縫い合わせます」と書いてある箇所で ”袖と身ごろを縫い合わせますが、こういうデザインの場合は袖側からミシンをかけると失敗しにくく、キレイに仕上がります” とか、ミシン送りの時に目打ちを使用する場合 ”ここの部分に目打ちの先を置いて、縫い進める。布がこのあたりまで来たらピンを抜くようにしましょう” とか、ほつれ止めをドバッと出さずにキレイにつける方法とか、細かすぎて本には記載しきれていない、記載が端折られているようなところがわかるようになります。

また、チャコペン1つでも よりドール服作りに向いている物を教えてもらえたり、意外な便利グッズを知ることが出来たりするので、自分で服を作る際のスキルアップにも役立ちます。

プロ仕様のお洋服が手に入る

作ったお洋服はもちろんもらえるので、おうちのお人形の服がめちゃくちゃ素敵になります。

なんと言ってもプロのデザインなのでクオリティの高さは折り紙つきです。
作製は自分ですが、毎回「これ、本当に自分が作ったのだろうか?」と疑問に思うほど素敵です(笑)
お人形に一切興味のない家族まで「今日はどんなのを作ったの?」と聞いてくるくらいでした。

その気になれば自分でも作れる

講座で使用する型紙以外に持ち帰り用の型紙がいただけるので、その気になれば家でさらに1枚、2枚と作ることも可能です。
その場だけで作って終わり、ではないのが嬉しいですね。

※注意※ 当たり前ですが、いただいた型紙や、型紙を使用して作ったお洋服を売ってはいけません。

お人形友達が出来る

これは人によると思いますが・・・。
同じ趣味の人が集まるので、お友達が出来やすいのではないでしょうか。

作製中はそれどころじゃないので(笑)なかなか話す機会はありませんが、最後の写真撮影タイムは自然に話が盛り上がります。

なかなか自分からは声をかけられないタイプの私でも、すごく上手に仕上げている方がいたら他の受講者さんと一緒になって「すご~い!」と声が出たり、他の受講者さんから「そのお人形はジェニーですか?」と声をかけられたり、苦労した部分を「難しかったですね~」と言い合ったり・・・と、それなりに話をすることが多かったです。

社交的なタイプの方だったら、めちゃくちゃお友達が出来ると思います。

ちょっと微妙だった点

ないです。

と、言いたいところですが1つだけ・・・。

あくまで個人の感想ですが、予算(と時間)が厳しい!
受講前に3万円近くと、毎回3,000円程度の計4万円前後を捻出するのはやっぱり大変。

時間もほぼ終日なので教室の近くに住んでいる方でないと1日潰れます。
お金と時間に余裕がある、もしくは捻出できる人向けかなぁ、と思いました。

感想まとめ

微妙だった点は完全に個人的な事情なので、総合すると大満足です。
毎月楽しみに受講していました。
お金と時間が捻出できるなら、ぜひまた受講したいです。

モモリータ先生はドール服講座以外にも型紙作成の講座もされていますし、ヴォーグ学園には他にもドールの講座がたくさんあります。

なんだかヴォーグ学園の回し者みたいになってしまいましたが(笑)、受講を迷っている方がいらっしゃいましたら、参考になると嬉しいです。

部長雑記
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