モモリータ先生のお人形教室に参加してきました

部長雑記

※この記事めっちゃ長いです

こんにちわ、お人形手芸部 部長の三島るぃです。

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突然ですが、ドール服作家の ”モモリータ先生” こと小森桃子先生ってご存じでしょうか?

人形衣装作家。
パンクテイストにユーモアをブラスした、個性的なお人形服を製作。
国内外の雑誌、展覧会などで精力的に作品を発表している。スクール講師・衣装デザイン・製作・執筆などを行う。また、舞台衣装などのリアルサイズの衣装製作も行なっている。
現在、ヴォーグ学園名古屋校/横浜校/心斎橋校/札幌校・池袋コミュニティーカレッジで定期講座を担当。また、不定期でJUKI、YKKとのメーカーとのコラボレーションワークショップや、少人数制のワークショップも行う。

小森桃子(モモリータ)先生プロフィール より引用

リカちゃんの服と言えば…「フリフリのお姫様ドレス」とか「ガーリーな感じ」とかを想像しがちですが、そういった雰囲気のお洋服とは一風違ったテイストのお洋服を発表されている作家さんです。
ドール服のレシピ本で有名な「わたしのドールブック」シリーズでも”小森桃子作品集”が2冊ほど刊行されています。
お人形MOOKの「Dolly*Dolly」でも”ロッキンロリータモモリータ”という連載を持っていらっしゃいました。

作品を無断転載する訳にはいかないので(当たり前)刊行されている本のリンクを貼ります。

表紙だけだとちょっとイメージしづらいかもしれませんので、ご興味のある方は是非先生の公式ホームページ、Instagram、X(旧Twitter)を見てみてください。

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そのモモリータ先生、手芸本等の出版大手・日本ヴォーグ社グループの手づくり専門カルチャースクール「ヴォーグ学園」でお人形関係(お洋服・製図など)の講座をされているのです。
で、今回機会に恵まれ、受講することができました!

るぃ部長
るぃ部長

嬉しすぎる…!

ヴォーグ学園の存在自体は、日本ヴォーグ社の手芸本の巻末に紹介が載っていることもあって知っていたのですが、自分が受講できる範囲で開講されているのを知ったのは今回が初めてで。
最初に知ったころは確か電話かハガキで資料請求しないといけなかった & 本に載っているお人形服を作製されている方の肩書が「ヴォーグ学園新宿校講師」ばかりで、東京に行けないと受講は無理だと思い込んでいたんですよね。

ネットで調べられるようになってから1度調べたこともあったんですが、その時は(たまたまだったのかもしれませんが)お教室が全部平日の開催だったのと、当時の私にとってはかなり受講料が高額だったのとで(あくまで当時の私基準)断念。

それが今回、特に意気込んでチェックしていた訳でもないのに、なんとなくヴォーグ学園のホームページを見たら…行ける場所で開講があり、開講日が土曜&日曜で、受講料も痛いけど出せる範囲、しかも受講生募集中!
光の速さで申し込みました。
後で知ったのですが、すぐに満席・キャンセル待ちになるそうです…すごく運がよかった…。

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と、喜びのあまり長々と書き綴ってしまいましたが、そんな訳で10月某日、ヴォーグ学園の「モモリータのお人形教室」に参加して参りました。

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一応、これから受講を考えている方がいるかもしれないので、ポイントっぽいところにマーカーを引いてみます。
 ※あくまで私が参加した時の話です。

開講15分前に着くつもりが、道に迷いかけて5分前到着になってしまい焦る私。

教室には参加者さんが10名ちょっと。
ほとんどの参加者さんが「過去にも受講している」「先生の別の講座を受講したことがある」などのお馴染みさん&ベテランさんで、全くの初参加はなんと私ともう1人の2人だけ。
しかも、申込時に「初心者」か「上級者」かを選べるんですが、お人形手芸部部長を勝手に名乗っているだけで別にお人形手芸のレベルが高い訳ではない部長、「初心者」を選んでいたところ、今日の参加者さんが部長以外全員「上級者」を選択していることが判明。

るぃ部長
るぃ部長

なん…だ…と…

「初心者」と「上級者」どちらを選ぶかによって作るお洋服が変わるのです。

と、先生から「袖付けってしたことありますか?」と質問があり、一応あります…と答えたところ、急遽上級者さん向けのお洋服を作製することになりました。

教室には先生の他に、2名ほどアシスタントのような方がいらっしゃって(ヴォーグ学園のスタッフさんなのかな?)どうしても難しい、できない、という箇所はお手伝いしてくださるそうなのです。
決して上級者とは言えない部長でしたが、先生とスタッフさんの「お手伝いしますから、一緒にがんばりましょう!」に後押しされて、がんばってみることにしました。

先生が用意してくださるキットを使っての作製です。

今回は、インバーテッドプリーツのワンピース…映画『M3GAN/ミーガン』のAI人形、M3GAN(ミーガン)ちゃんの衣装をイメージしたお洋服。

実は最初は、いくら袖付けしたことあると言っても数回だし、とても上級者とは言えないので、1人だけになっちゃうけど初心者さん向けのお洋服にしたほうがいいかな、とよぎったんですよ。
でも、「上級者向けはこのお洋服を作るんだけど…」と完成品を見せてもらったら、これが素敵も素敵で。
一瞬で吹っ飛びましたね、自分のレベルを考える力。

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「初心者」「上級者」の他に、申込時には自分の持っている(作ったお洋服を着せる)人形を伝えておきます。
部長はリカちゃんかジェニーかどちらかを伝えたと思うのですが、当日急遽キットを変更した上に、たまたま余剰分があったとのことで、その場でリカちゃんかジェニーかを選ばせてもらえることになり、ジェニーを選びました。(申込時に選択できるお人形は、ブライス(普通のボディ)・ブライス(ピュアニーモSボディ3種類のどれか)・リカちゃん・momoko・ジェニー・プーリップ・ロボホンでした)

M3GAN(ミーガン)ちゃんの衣装が抜群に似合いそうなリカちゃんか、大好きなジェニーかで少し悩みましたが、リカちゃんは現在でもお人形手芸本が刊行されているので、ここは今や型紙がほとんどお目にかかれないジェニーに。

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先生用意のキットと言っても、ある程度出来上がっているようなものではなく、作り方の説明と型紙、必要な布地と資材をひとまとめにしたものなので、文字通りイチから、布を切るところから始めます。
まずは大きなモニターで工程ごとに進め方の動画を流してくれて、補足があれば口頭もしくは実演で伝えてくださいます。

受講者が作っている最中は常に先生とスタッフさんが各机を回って、わからないところがあれば細かく教えてくださるし、ドール服を作る際のワンポイントやアドバイスなんかも聞けるし、何より作家の先生ご本人が実際に縫って見せてくださるなど、豪華な内容。

少し「あれ?」となっていたら先生やスタッフさんのほうから声をかけてくださるわ、先生もスタッフさんもすごく話しやすくて今作っているお洋服以外のことも聞けちゃうわで、とてもありがたかったです。

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必死でついていくこと数時間、いよいよ完成の時がやってきました。

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まさかの靴忘れ

左右にいるドールのオーナーさんに、ブログに載せていいか聞くのを忘れてしまったので加工しております。

ついていくのに精いっぱい!
時間が足りなくて、タイツとアームカバーは完全に手伝って…と言うか、ほぼ作っていただいてしまったけれど、本体は自力…!

最後に各自作ったお洋服を持参のお人形に着せて並べて記念撮影
この日はほとんどがブライスさんで、少数のリカちゃん・ジェニー・momokoがいる感じでした(リカちゃんとジェニー以外ちゃんとわかっていないので、違っているかも…)
ジェニーのフレンドドールとおぼしきお人形はいたけど、ジェニーは部長だけでした。

ズラッと並ぶと圧巻。
並べるとジェニーが異様なほど足が長くてびっくりしました。白タイツだから余計強調されるのかな。
まつ毛バシバシのラブジェニーはあまり知られていないのか、何人かの参加者さんに「これはジェニーちゃんですか?」と聞かれました。

るぃ部長
るぃ部長

感無量であります

実は教室では飾りボタンと後ろのスナップボタンが間に合わず、お持ち帰りして仕上げました。

最終完成形

集合写真の時は背中をピンで留めて参加していたので…。

飾りボタンがつくと、より締まって見えます。
めちゃカワイイ。

何と言っても袖がすごい。
タックのある丸い袖、初めて挑戦しました…。
袖の形状もそうだけど、こんなにキレイに付けられたことないよ~。

リボンも出来合いのものではなく、布から縫って作っております。

スカートも美しい。

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ちなみに今回、初めて職業ミシンを触りました。
身構えていたほど難しくなくて、サクサク縫えて、縫い目がキレイで驚きました。
また、使いやすいようにアイロンが常に使える状態でセットされていて、すごく便利でした。
家では怖くて放置できないので教室ならではなのですが、サッと使えるの良かったなぁ…。

褒めてばっかりで、逆に胡散臭い感じになっていないか不安ですが、「受講して良かった」以外の感想が出てきません。
あと3回あるので、今から楽しみです。

部長雑記
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