1/6ドールサイズで わんだふるぷりきゅあ! キュアニャミーの服を作ってみた

22cmドール女の子(リカちゃん)

こんにちわ、お人形手芸部 部長の三島るぃです。

友達のMisaちゃんの娘ちゃん達リクエストで、わんだふるぷりきゅあ! の変身後のコスチュームを、リカちゃんサイズで作ることになりました。

なお、リボンなどの服の一部は事前に下準備で作ったものを使用しております。

4人いるプリキュアのうち、まずは1番服のシルエットがシンプルな気がする ”キュアニャミー” の服を作っていきたいと思います。

用意した生地は白とピンクのサテン地。

ベースとなるワンピースは、「わたしのドールブック リカちゃん no.12 手作り着せ替えドレス基本と応用」P16・17掲載のワンピース(プリンセスライン)の型紙を使います。

型紙は裾を4cmほどカット。

スカート丈を短くする

白のサテンで裁断し、全ての身ごろを縫い合わせます。

イキナリ頭を悩ませるのが、スカートの裾。
コチラ、キュアニャミーのアニメ(イラスト)のスカート裾部分を拡大したものなのですが・・・

謎の半円

これは何? こういう形のレースなのかな?
どうなっているだろう…

私が持っているリカちゃんのドレスの裾が似ていて、おそらく似たような感じなんだとは思うのですが・・・普通にサテンを切ってもほつれてきてしまうし、ほつれ止めを塗ってもシミみたいに見えてしまってキレイじゃないし、何回も着せ替えをしていたら結局ほつれてきてしまいそうです。


すごく特徴的なので、こういう形のものを裾につけた方がキュアニャミーらしくなるだろうし、できればこういう形のものをつけたい。
とは言え、こんな形のレースや、近しいものは見つけられず・・・色々考えた結果あるものを購入してみました。

コチラです。

マークカッター(ホットカッター)
簡単に言うと「先の細いはんだごて」のようなもので、ナイロン・ビニール・ポリエステルなどの生地を熱で溶かして切断できるのです。(綿や麻を含む糸・生地は切断できない)
切断面が溶接されるため、ほつれてこないこともポイント。
先の細さもいくつか種類があり、ペットボトルやプラスチックの切断、穴あけにも使えるためプラモデルを使う人にも使っている人が多いんだとか。

私が買ったもの以外にも、こて先の形状が異なる種類が色々発売されているそうです。

これなら市販のリカちゃんドレスの裾のように出来るはず! と、マークカッターを使ってサテン地を切ってみました。

上部と横辺に見えるシミみたいなのはほつれ止め

そこそこイケてる!
ほつれてこないし、良さそう。
ただしよく見ると・・・

溶けすぎていびつな形になった箇所がチラホラ。
同じ部分にずっと こて先が当たっていると熱が伝わって溶けていってしまうんですよね。
初めて使ったので慣れの問題も大きいとは思いますが、複雑な形を切り抜くのはちょっと大変かも。
それでもわりと想定に近い仕上がりではあるので、白のサテン地も同じように切って、本体の裾に縫い付けてみました。

境目はリボンで隠れる予定なのでザックリと手縫いでつけています。

バンダイさんから発売されているお人形では、半円形ではない普通(?)のレースをつけているようですね。

がんばってマークカッターを駆使しましたが、バンダイさんのお人形に倣って手前が白、奥がピンクになっている2段レースをつけても良さそうです。

【2024.07.29追記】

キュアフレンディの服を作っている時に、半円形の並んだレースを発見しました。

こちらを使った方が楽に「それらしい」裾になりそうです。

ちなみに今回のプリキュアの服、キュアニャミー1着だけを作るならまだしも最低2着は作る予定なので、生地に合わせた糸を用意するとなると相当な量を購入しなくてはならず出費が大変なことになってしまいます。
そのため今回は「透明ミシン糸」を1つ購入し、すでに持っている糸を使えそうなところ以外は透明ミシン糸を使って縫うことにしました。(サテン地ということも考慮して細い100番をミシン針9号で使用)
これ以降特筆はしませんが、都度すでに持っている糸と透明ミシン糸を使い分けて縫っています。

本体に3mm幅のサテンレースを縫い付けます。
真っ青だと濃すぎ、水色だと薄すぎるので、色は明るい青(ライトブルー)にしました。

本の型紙通りの見返しと、肩紐(3mm幅サテンリボン:ピンク)をつけ、スカート部分の裾とマークカッターを駆使した裾フリル(?)の境目にツートンカラーのリボンを縫い付けました。

おぉ~!

一気に高まるキュアニャミー感!

リボンは、13mm幅のサテンリボン:ライトブルーの真ん中に5mm幅のサテンリボン:アイボリーを縫い付けています。
プリキュアの画像を見ると薄い黄色?クリーム色のようなのですが、黄色系のリボンは発色の良いものが多く、黄色が目立つ感じになってしまいそうだったので、アイボリーのリボンにしました。
真っすぐのリボンをカーブのある裾にキレイに縫い付けるのは少し難しく、ところどころをつまむようにして無理矢理つけています。

裾の両側に同じリボンをつけます。

うぉぉぉ~!

さらに高まるキュアニャミー感!!

中心部分に使ったリボンの色は同じで、幅はそれぞれ5mmと3mmです。

袖・・・ではないのか…。
名称がわからない( ノД`)・・・肩の部分を作ります。

9mm幅のサテンリボンをベースにしたツートンカラーのリボンに、マークカッターで羽のような形状に切り抜いた白いサテン地を、中央部分を空けて左右に縫い付けます。

本体の胸のあたりにリボンの中心部分を縫い付けたら、そこに下準備で作っておいたハート付きリボンを縫い付け、後ろ開きの処理をします。

後ろはスカート裾から腰のあたりまでを縫い合わせ、腰から背中の部分は開きにして面ファスナーを縫い付けました。

最後に下準備で作っておいたワンダフルパクトキャリー風のチャームを左腰のあたりに縫い付けたら・・・

キュアニャミーのコスチューム完成です!

肩のところのリボンは最初に作ったものだと輪が大きくなりすぎてバランスが悪かったので、少し縮めたものに替えております。

今回作るプリキュアの服は、服のみ。
小物類は作らないので、完全なコスプレにはなりません。
これで完成となります。

リカちゃんに着てもらいました。

『気高くかわいくきらめく世界! キュアニャミー!』

『仕方ない、構ってあげる』

小物がない分ちょっと寂しい気もしますが・・・服の完成度はなかなか!

るぃ部長
るぃ部長

結構いい出来では!?

Misaちゃんの上の娘ちゃんが描いてくれたキュアニャミーにも近いです。
※イラストを描いてくれた友達の娘ちゃん(と友達)にはイラスト等の掲載許可をいただいております

Misaちゃんの娘ちゃん作:キュアニャミー

裾が素敵♪
大きめに作ったリボンが存在感あります。
作っている最中は少し幅が広いかな?と思っていましたが、キュアニャミーのリボンはキュアワンダフル・キュアフレンディのリボンもより大きいので、結果的によりキュアニャミーっぽくなった気がします。

マークカッターで頑張って切り抜いた羽っぽい装飾もいい感じ♪

何気にワンダフルパクトキャリー風のチャームも良いアクセントになっています。

思ってたよりなんとかなりました!

るぃ部長
るぃ部長

あと・・・3着・・・!

今回のモデルのお人形

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