【作ってみた】友達の娘ちゃんのリクエストに応えて【推しの子】星野アイちゃんの衣装を1/6ドールサイズで作ってみた(後編)

22cmドール女の子(リカちゃん)

※今回のブログを書くにあたり、イラストを描いてくれた友達の娘ちゃん(と友達)にはイラスト等の掲載許可をいただいております

こんにちわ、お人形手芸部 部長の三島るぃです。

友達の娘ちゃんからのリクエストで人気漫画(アニメ)【推しの子】の登場人物でアイドル・星野アイちゃんのステージ衣装をリカちゃんサイズで作るチャレンジを始めた部長。
スカートはなんとか作成し、いよいよ自分のスキル的にどう作ったらいいかわからないトップスへと取りかかるのだった…!

前回からの続きです。

.

トップスの土台はなんとか作ることが出来たので、いよいよ最大の難関「濃いピンクのフリフリ」の領域へ足を踏み込みます…!

そもそもこの「濃いピンクのフリフリ」をどう処理するかなのですが、思いついたのは2つ。

  1. 本体とはバラバラにする
  2. トップスと一体化させる

1.は、スタイのような感じで、フリフリを別で作って、首の後ろで紐でしばるなどして留めるイメージ。
ツートンカラーのトップスが1枚、濃いピンクのフリフリパーツが1つ、になります。
2.は、濃いピンクのサテン生地を細く切ったもの or リボンにギャザーを寄せて、トップスにぐるっと縫い付けます。

悩みましたが、今回は2.で行くことにしました。

るぃ部長
るぃ部長

またギャザー寄せか…

スカート上段のギャザー寄せでもヒィヒィ言ってたのに、それより細いサテン生地にギャザーを寄せて、さらに縫い付けることは可能なのか?
今回使っているほつれ止め「ホツレーヌ」の使い方が悪いのか、塗ったところがとても固くなってしまうんだけど、キレイにギャザーは寄るのか?
何かいい案はないかと色々探していると、良さそうなものを見つけました。

最初からギャザーが寄っている幅の細いサテンリボン!

商品には申し訳ないけど、白いレースをひっぺがして、そのまま縫い付けたらいけそう~!
リカちゃんは肩~腕が狭くて濃いピンク部分の幅が2cmを超えるようだと、濃いピンクのフリフリ部分がやたら大きくなっちゃうところ…これならリボン幅も1.8cmと、ちょうど良い幅!

さっそく購入し、白いレース部分をひっぺがしてみました。

フリル消失

フリルがなくなりました。

これではただのシワのついたリボンです。
後日、手芸をする知り合いに話したら「え…?当り前じゃない?」みたいな反応をされちゃいましたが…わからなかったんだよ~💦
もしかしたら、白いレースをひっぺがすんじゃなくて、裏で短くカットすればいけたのかも?
ひっぺがしてしまったものはしょうがないので、このリボンにギャザーを寄せて縫い付けることにしました。

たまたま片面サテンのリボンだったのでギャザーを寄せてもそこまで分厚くならず縫い付けられましたが、両面サテンのリボンだとギャザー部分が厚くなってしまって縫い付けるのが大変かもしれません。

気合のミシン

それっぽくなりました。

脇を縫い合わせて裾を処理し、後ろ合わせを縫って面ファスナーをつけたら…仕上げに飾りをつけていきます。
飾り用には、全て100円ショップのSeria(セリア)さんで購入しました。

使わなかったものも映っていますが気にしないでください

まずは星。

ビーズの星もあったけど、ビーズとしては小さくてもリカちゃんには大きくて、主張が激しくなってしまいそう。
胸のハートとフリルの星なら、おそらくメインはハートのほうだと思うので、ちょうどいいサイズを探したらキラキラシールに行きつきました。
シールを布に貼り付けるのには、以前買ったボンドが大活躍。

3か所に貼り付けたら、次は胸元のハートです。

が、このハートが、また結構な難関でした。

ピンクのハートはいっぱいあるんです。
意外に赤がない!
あっても、サイズが合わない!

.

「”羽の生えてる”ハート」に至っては、もっとない!

.

一応、ネイル用で「”羽の生えてる”ハート」は見つけたのですが、人間の親指にはちょうどいいサイズでも、リカちゃんにつけると小さかったです( ノД`)

そんな訳で、ここからはDIYの時間となります。

まず、リカちゃんの服にちょうどいいサイズの透明のハートシールの表面にジェルネイルの赤色を塗ります。
まんべんなく塗ったら、UVライトで硬化。
その後トップコートを塗って再び硬化し、服の胸元にボンドで貼り付けます。

次にネイル用の蝶々のパーツを、ニッパーで縦半分に割ります。
私の買ったパーツは石?で出来ている左右の羽を金属の台座につけている形状だったので、金属部分で半分に割る(切る)ことができましたが、パーツの素材によってはうまく半分に出来ないかもしれません。

バラバラになった羽を、ボンドでハートの左右に貼り付けて乾かせば…完成です。

羽の生えてるハートに見えてくれることを願って

トップス、完成~!

大変だった~がんばった~

.

最大の難関だと思っていた濃いピンクのフリフリも無事に付けきり、すでにやった!感があるものの・・・まだ終わりではないのが辛いところです。
濃いピンクのブーツと、娘ちゃんのイラストでは省略されている、手袋と髪飾りが残っています。

ブーツと手袋は、スカートの時にお世話になった「わたしのドールブック リカちゃん No.4 手作りドレス」に再度お世話になりました。

P10の「タイツ」とP24「水色のドレス」のグローブの長さを短くして作りました。

本当なら靴底やヒールがないとブーツではないんでしょうが、そこは…

るぃ部長
るぃ部長

大目に見てください

そして髪飾り。
土台はこれまた100円ショップのSeria(セリア)さんで購入したドール用パッチンピン。
Seria(セリア)さんでは「ぬい活シリーズ」というぬいぐるみ・ドール用の商品が多数取り揃えられていて、とても重宝します。
株式会社amifaさんというところが作ってらっしゃるようですね。

色は何種類かあり、本家のアイちゃんに寄せるなら黒なんかが良さそうですが、娘ちゃんのリカちゃんは金髪&茶髪なのでブロンズっぽい色にしました。

髪飾りに使うものは、細いリボン以外を100円ショップのDAISO(ダイソー)さんで購入。

パッチンピンに薄いピンクのオーガンジーリボンを縫い付けたら、その上に適当な長さに切った細いリボンを2本縫いとめます。
取れにくくするために、縫いとめた上からボンドを塗って乾かします。

髪飾りのウサギは、リカちゃんにちょうどいいサイズの顔のあるウサギがいないので、白いプラバンに顔を描いてウサギ型に切り、焼成して作ります。

マヌケ顔だけど時間かかった

マジックで書いた顔は何回も触っていると薄くなることがあると聞いたので、ここでも上からジェルネイルのトップコートを塗って硬化。
樹脂コーティングで取れにくくなるはず。
硬化させたら、作っておいたパッチンピンにボンドで固定して…

髪飾り出来た~!

.

全部、出来た~!!

.

長かった…スキル不足で大変だった…
でも…なんとかなりました!!

どうでしょう?
わりと近しいのでは…?

ピッタリサイズの手袋をはめるのと、タイツを履かせるのに多少手間取りますが(本来ニット生地で作るタイツをサテン生地で作っているため生地が伸びず、履かせにくい)、それ以外は脱ぎ着もスムーズ!

髪飾りも可愛い。

あとは写真をもっとステキに撮れれば完璧ですね。
アングルとか…バリエーションがなさすぎる背景布とか…

ラッピングして、さっそく娘ちゃんにプレゼントしました。

るぃ部長
るぃ部長

そう言えば…娘ちゃんは

【推しの子】の話

わかってるの?

Misaちゃん
Misaちゃん

わかってないよ~

YouTubeで主題歌のPVを見て

可愛い~って言ってるだけ

るぃ部長
るぃ部長

よかった…

芸能界の華やかな部分とシビアな部分が描かれるすごく面白い漫画だそうですが、闇の部分がリアルだったりサスペンス要素が強かったりして小学校低学年の女のコにはまだちょっと内容が早すぎるのでは・・・と思っていたので、「内容はわかっていない」と聞いてちょっとホッしました。

今回のモデルのお人形

本文中で紹介しきれなかった材料・素材

.

.

参考資料

.

.

コメント