※今回のブログを書くにあたり、イラストを描いてくれた友達の娘ちゃん(と友達)にはイラスト等の掲載許可をいただいております
こんにちわ、お人形手芸部 部長の三島るぃです。
5月に引き続き、友達の娘ちゃんがリカちゃんの服のデザイン画を描いてくれたので、今持てる限りのスキルを使って(大げさ)なんとか再現できるところまで再現してみました。
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今回は2着あるので、まずは1着目、ピンクのワンピースのほうから。
市販のレシピ本を見ると袖の付いたお洋服に「綿ローン」生地が使われていることが多いです。
薄くて柔らかく扱いやすいよう。
なのでワンピースには薄いピンク(本体)と濃いピンク(袖)の2色の無地の綿ローン生地を用意しました。

行ける範囲の手芸用品店ではなぜか暗くて濃い色の生地しか置いていなかったので、通販で購入しました。
薄くてキレイな生地です。
さっそく作成…の前に、デザイン画の赤いところは胸元なのか、首なのか…そしてそもそも何なのか。

Misaちゃん(経由で娘ちゃん)に聞いてみることにしました。

さっそくだけど、赤い部分は何?
首?襟?胸元?
ちょっとわからなくて…

赤はレースらしいよ
肩の丸いのはビーズかパールかな
肩にパールがある…ということは、赤い部分は首ではなく胸元のようです。
胸元が赤いレースになっている、ということのようですね。
ワンピースの襟ぐりを深めに作って、赤いレースをつけることにしました。
肩にパールビーズをつけて、まずは1着。

もしかしたら胸元の一部ではなく、胸から上が全部赤いレースになってるほうが娘ちゃんのイメージに近いかもしれないですが、現時点での私のスキルではこのあたりが限界です(^-^;
パールは肩のはぎ合わせの線も真上ではなく、少し前のほうにつけて見映えを調整しました。
今回初めて使用した綿ローン、ギャザーが寄せやすい!めっちゃキレイに寄る! と、作っていて感動しきりでした。
もしや今まで苦労していたのは何割かは布のせい…?なんて思ってしまうくらい。
ただし、薄いのでミシンの針は「薄地用」(9号)に付け替えたほうがよさそうです。
「普通地用」(11号)のままで縫ったら、縫い目が一部つってしまいました。
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2着目のぶどうの服は、以前購入したカラーシーチングセットの無地布を使用します。

安くて20色も入っていたので、1/6ドール服以外のソーイングにも使えるな~♪ と購入しましたが、リカちゃん服に使うにはちょっと厚みがありますね。
よし、さっそく取りかかって…と思っていたら、Misaちゃんから衝撃の連絡が入りました。

緑のほうの服なんだけど、胸元のところ
上に青いリボンがあって、下はスパンコールなんだって

!?

この、2着目のデザインの胸の部分

私はこんな感じのぶどうモチーフだと思っていたのですが…

これが正解だったそうです。

少し前に流行った撫でると色が変わるスパンコールの服あったでしょ
最近買ってやったら気に入って、それを表現したかったみたい
こんな感じの、撫でると色が変わるスパンコールの服。
確かに一時期雑貨とかTシャツとかで流行ってましたね。
なるほど、これだったのか…。

それはリカちゃんには無理よ、って言っといたよ
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無理そうではあるのですが、なんとかできないかと調べまくったら…見つかりました!
小さいサイズ(6mm)の、片面ずつ色の違うスパンコール!

撫でると色が変わるスパンコールは、スパンコールの色が片面ずつ違うことで、撫でると面が表を向いたり裏を向いたりして色が変わる、ということだそうです。
真ん中ではなくて上に穴の開いた「トップホールスパンコール」というものを使って作っているとか。
小さいサイズではカラーバリエーションが少なかったので、デザイン画の色からは離れちゃいましたし、リカちゃん服の布面積を考えるとリボンつきの複雑なデザインは再現できず、ハートになっちゃいましたが…


”撫でると色が変わる”を優先して再現しました。
白っぽい糸で縫いとめるとハートをオレンジにした時に白が悪目立ちするので、赤系の糸で縫いとめました。
糸の色が1番難しかったかもしれません。
肩のフリルは、「リカちゃん 着せかえソーイングBOOK2」のフリルレースブラウスのような感じにしたかったのですが、シーチングに厚みがある分何枚も重ねて縫うのに不安があり、緑のレースの端のほうを挟んで縫うことで表現してみました。
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これに、紫色の生地でミニスカートを作れば…2着目も完成!

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いかがでしょうか…?
ある程度は再現できたかなと思いますが、今回は前回と比べるとちょっとスキル不足感が否めない感じになってしまいました。
娘ちゃんの合格ラインには達したようで、ホッとしました(笑)
次回があるのなら、もう少しがんばりたいです。


今回のモデルのお人形
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今回使用した素材・道具
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