※今回のブログを書くにあたり、イラストを描いてくれた友達の娘ちゃん(と友達)にはイラスト等の掲載許可をいただいております
こんにちわ、お人形手芸部 部長の三島るぃです。
前回からちょっと間が開いちゃいましたが、友達の娘ちゃんがデザイン画を描いてくれたリカちゃんの服を、今持てる限りのスキルを使って(大げさ)なんとか再現できるところまで再現してみました。
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今回は、作る前から難関が予想される豪華なドレス。
普通のロングドレスでもなかなか難しそうなのですが、今回めちゃくちゃ悩まされるのが、「裾がドレーン(トレーン)になっている」というところ。
作る前から市販の型紙をアレンジする等して自力でレシピを生み出すことは不可能、ということがわかりきっております(´・ω・`)
そこで、以前から欲しかった本をこれを口実に購入することにしました。
表紙のミキちゃんがすでに裾の長いドレスを着ている「わたしのドールブック リカちゃんno.10 かんたん お姫さまドレス」
いずれ本のレビューもしようと思いますが、こちらの本、全編素敵なドレスだらけ!
「簡単」かと聞かれれば(私のスキルでは)全然簡単ではないので、タイトルの「かんたん」は「感嘆」と解釈しております。
この本のP21に掲載されている「トッピングドレス」の型紙を使って作っていこうと思います。
とは言え、使える型紙が手に入ったからとサクサク作れるか…となると、そうではないのが辛いところです。
豪華なドレスなので、まず、布はサテン生地を用意しました。
さっそく身ごろから作り始めようしたのですが…
いきなりピンチ。
立ちはだかる壁その1
襟ぐりが四角くて、布もほとんどピンクだけれど胸元は水色に切り替わっています。
トッピングドレスのレシピだと襟ぐりは丸いカーブになっているので、そこからアレンジしないといけません。
襟元を大胆に切り開いて、水色のサテン生地を縫い付けることにしました。
デザイン画では水色部分が上辺の短い台形なのですが…下辺の短い台形になっちゃいました。
上辺の短い台形にするには、一旦ピンクで身ごろを作った後に水色の台形を縫い付ける(その場合襟ぐりが丸いカーブになっているのはどう処理するんだろう?)か、ホルターネックを取り入れた襟ぐりに改造するか(そもそもどうやって改造するんだろう?)しか思いつかず。
しかも思いついたどちらも出来そうにないと言う…なんというか…。
申し訳ございません
そして立ちはだかる壁その2
長袖。
デザイン画だと袖が長いのです。
が、ドレスのレシピってだいたいノースリーブ。
本のP25に袖付きアレンジの「トッピングドレスC」の掲載があるものの、そちらは半袖。
「トッピングドレスC」の半袖を改造して、なんとか長袖にしてみました。
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次にスカートへ。
スカートはデザイナーさん曰く「虹色の布」とのことで、探して購入したのがコチラ。
レインボーオーガンジー。
ネット検索していたらレインボーカラーのオーガンジー生地とサテン生地を見つけたのですが、どちらも行ける範囲の手芸店では取り扱いがなく、現物の確認をできないまま通販するしか選択肢がなく。
試しにオーガンジー生地のほうを取り寄せてみたら、色が素敵だったので、そのままオーガンジーを使うことにしました。
しかしオーガンジーを選んだことによって新たな壁が生まれることになってしまいました。
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立ちはだかる壁その3
オーガンジーすけすけ問題。
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このままオーガンジーでスカートを作ったら、当たり前ですが下半身がすっけすけになります。
そこで、身ごろと同じピンクのサテン生地でスカートを作り、上からオーガンジーを被せることにしました。
スカートの裾部分は透けてしまっても問題ないので、オーガンジーにたっぷりギャザーを寄せてスカート裾に縫い付けます。
スカートは、①サテンにオーガンジーを重ねて一緒に縫ってしまう ②オーガンジーのみのスカートを別に作って巻き付けるオーバースカートにする かどちらかで悩んで、③オーガンジーのみのスカートを別に作って、サテンにオーガンジーを重ねて一緒に縫ってしまう という謎の折衷案を採用。
いい感じにボリュームが出ました。
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ウエストの後ろのリボンも作成。
ドレスに合わせてタレの部分を長~くして、縫い付け。
そして…
完成~!
写真だとレインボーカラーが少し浮いて見えますが、実物はもう少し溶け込んでいます。
胸のハートはドレスにつけるのではなくて、ネックレスで別にしました。
ボールチェーンにチャームをつけただけの簡単ネックレスなのですが、チャームが豪華なだけによい感じです。
マントもリトミック用のオーガンジースカーフをつけただけの簡単仕様です。
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な、長かった…。
ちなみに出来上がってから、スカートにボリュームがありすぎて着せるとスタンドなしには立たせられないということに気付きました。
スタンドがあってもバランスを見て立たせないとすぐにリカちゃんがコケます。
誠に申し訳ございません
今回は作る前から壁がありまくりでどうしようかと思いましたが、完成させられてホッと一安心。
せっかくなのでMisaちゃんと夏休み中の娘ちゃんに直接お届けしたところ、目を輝かせてくれたので、さらに安心。
がんばりました!
今回のモデルのお人形
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今回使用した素材・道具
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参考資料
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