こんにちわ、お人形手芸部 部長の三島るぃです。
先週作った裾フリルタイトドレスとコーディネートするため、今回は先週と同じく「リカちゃん着せかえソーイングBOOK3」P28・29掲載のチュールヘッドドレスとロンググローブを作ります。
本では、裾フリルタイトドレスで裾のフリルに使用したラメチュールレース(布地のお店・ソールパーノさんのラメチュールレースの20番ブラック)を使ってチュールヘッドドレスとロンググローブを作っています。
私はドレスを濃いこげ茶のソフトブロード生地と茶色のオーガンジー生地で作ったので、チュールヘッドドレスとロンググローブも、裾フリルタイトドレスで裾のフリルに使用した茶色のオーガンジー生地を使うことにしました。
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チュールヘッドドレス
まずは、チュールヘッドドレスから。
このチュールヘッドドレスって名前、本で使用している布地がチュール生地だからチュールヘッドドレスなのですよね?
私が使うのってチュールじゃなくてオーガンジーなのですが、チュールヘッドドレスを名乗って大丈夫なのかな・・・?

まぁ・・・いいか
それと、『ヘッドドレス』って、ゴスロリ系の服装で見るこういう感じ(↓)のヘアアクセサリーの名称だと思っていたので、本の写真を見た時に「私の思ってるヘッドドレスじゃないな~」と思っていたところ・・・調べてみると、『ヘッドドレス』とはこういった見た目の装飾品限定の名称ではなく、頭部に装着する装飾品全般を指す言葉なんだそうです。
毎度のことながら無知ですね・・・。
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気を取り直して作るぞ!

材料は、オーガンジー生地と直径4mmの縫い付けるタイプのビジューパーツ3個。
それと面ファスナーです。(面ファスナーは写っていません)
ビジューパーツは少し前まで、私が着ていたカットソーに付いていたものです。
カットソーを処分することになった時に「リカちゃんの装飾品に使えるかも」といくつか外して取っておいたものが、ここで役立つことになりました。
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ギャザーを寄せる要領で、布地の片端を縫ったら糸を引いて引き絞り、丸い形にします。

この丸くなった布地を手芸用ボンドで面ファスナーに貼り付けるのですが・・・。
材料に面ファスナーとあるのを見て、「なんで面ファスナー?」と思った私。
面ファスナーで使用するのは片面(ザラザラした固い方)のみ。
どうやらこのヘッドドレスはザラザラ面の突起の引っかかりを利用してリカちゃんの頭に装着するようなのです。
が、メカニカルファスナーやフィルムタイプなど、薄手を売りにしている面ファスナーのザラザラ面の多くがわりとなだらか(触ってもあまりチクチクしない)で、リカちゃんの頭に引っかからず滑り落ちてしまいます。
私の持っている薄手の面ファスナーはダメでした。
なので、ヘッドドレスを作る時は薄手を売りにしていない面ファスナー(ザラザラ面を触るとしっかりと突起を感じられる、チクチクするもの)を使うか、アレンジして面ファスナー以外の、ドール用の小さいヘアピンなどにつけると留めやすし落ちないしで、良いのではないでしょうか。
また、私のようにオーガンジー生地を丸い形にした場合、生地に張りがありすぎて面ファスナーと布地の間に隙間がたくさん出来てしまってどうも貼り付けがやりいくい、ということもあると思います。
そのような場合は、小さく切ったフェルトなどを土台にして・・・土台に丸い形にしたパーツを貼り付け(縫い付け)、パーツのついた土台と面ファスナーを貼り付け(縫い付け)てしまうのも1つの手かな、と。
本の手順では、パーツと面ファスナーを貼り付け→ビジューパーツを縫い付ける、となっていますが、コチラも面ファスナーが邪魔でビジューが縫い付けにくいという場合は、先にビジューパーツを縫い付けてしまっても良いと思います。

自分が作りやすいように作るのが1番
なんとか完成しました。

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ロンググローブ
こいつは難しい!(私基準)
初心者向けではないような気がします。(私基準)
本の作り方ページでは折り返し部分以外のところに針と糸のイラストが描かれています。
縫う範囲も少しなので、これは手縫いでOKということだと思います。
私は気合いのミシンで縫いました。
ここまでは順調でした・・・。

コチラ、出来上がりの写真です。
縫う工程自体は手縫いでもミシンでも、丁寧にやれば問題なく出来ると思いますが、問題はその後。
離れてみると、一見問題なさそうなグローブ。
手指の部分をひっくり返すのが、超大変。
特にリカちゃんの親指が入るところ。
リカちゃんの手のサイズを見てもらったらわかる通り、めっっっっっちゃくちゃ小さい(細い)ので、まずひっくり返せません。

腕部分は筒状なので、ひっくり返すのに問題はないんですけどね・・・。
手指の部分は強めにグイグイやってしまうと簡単に破れてしまいます。
でも、多少はグイグイやらないとひっくり返せないのです。
どうしたらいいんだ・・・。
また、リカちゃんが手袋をつけるとちょうど正面の位置に縫い目がくるので、薄くて透けているオーガンジー生地の場合、1本線が目立ってしまって不格好です。
本で使用している黒のラメチュールレースや透け感の少ない布地なら、そこまで気にならなかったかもしれません。
オーガンジー生地は伸縮性もないため、つけるのもスッとはいきません。
サラサラした触感の布地は引っかかりこそ少ないものの、ネット状になっていて多少融通のきくチュールレース生地、しっかり伸縮性があってキラキラしているスパークハーフ生地などのほうが、グローブには向いているような気がします。グニャグニャして縫いぬくそうではあるけど。
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ヘッドドレスとロンググローブが出来あがったので、先日の裾フリルタイトドレスとコーディネートしてみました。


ドレスだけの時より断然素敵!

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ヘッドドレスのキラキラ(ビジューパーツ)と、オーガンジー生地の透け感がいい感じ♪

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グローブの透け感も好きなのですが、やっぱりちょっと縫い線が気になる・・・。
もう少し薄い色のミシン糸で縫ったら、少しは違ったのかなぁ。

寄ってみるとどうしても色々粗が目に付く・・・。


ある程度距離をとって鑑賞するしかない(笑)
今回のモデルのお人形
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靴
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