1/6ドールサイズで わんだふるぷりきゅあ！ キュアリリアンの服を作ってみた

こんにちわ、お人形手芸部 部長の三島るぃです。

友達のMisaちゃんの娘ちゃん達リクエストで、わんだふるぷりきゅあ！ の変身後のコスチュームを、リカちゃんサイズで作ることになった部長。
なんとかキュアニャミーの服を作ることには成功したのだが･･･？

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今回は、ニャンダフルプリキュアの片割れ・Misaちゃんの下の娘ちゃんが特に好きだと言う、キュアリリアンの服を服を作っていきます。

なお、一連のプリキュアのコスチューム作りは共通して、リボンなどの服の一部は事前に下準備で作ったものを使用しております。

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とにかく難しそうなキュアリリアンのコスチューム。
一見して「どう作ったらいいんだ？」と思うのはスカートの下半分でしょう。
リボンを巻いたような装飾のところ（腰から少し下）までのワンピースはタイトめのシンプルなシルエットをしているのに、リボンを巻いたような装飾のところを境にスカートがすごくボリューミーに広がっています。
前の布地はミニスカート並みに短いのに、後ろにいくにつれロングになっていくデザイン･･･下の画像のようなフィッシュテールスカートになっているようです。

ところがキュアリリアンのスカートは単純なフィッシュテールではなく、1番短い箇所が正面ではなく右腰のあたりになっていて、スカートの広がり方もアシンメトリーになっています。
”変形フィッシュテールスカート”とでも言うのでしょうか？？
しかも広がるスカートの始まりになる部分もラインが真っすぐではなくナナメになっていて･･･。全体的にナナメに広がっている、というか･･･。

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生地はキュアニャミーの時と同じく白のサテン地を使います。

ベースとなるワンピースも、キュアニャミーの時と同じく「わたしのドールブック リカちゃん no.12 手作り着せ替えドレス基本と応用」P16・17掲載のワンピース（プリンセスライン）の型紙を使います。

しっかりスカートが広がるシルエットだったキュアニャミーの時は、丈の調節のために裾をカットし、他はそのまま使用しました。
キュアリリアンのスカートのシルエット（腰から下までの部分）はキュアニャミーより広がっておらず、比較的タイトな印象です。
今回は丈はそのままにして、全ての身ごろのスカートになる部分の”広がり”のみを、脇から1cmほどカット。

型紙をカットしたことによって、縫い合わせる時にスカートの長さが多少合わない箇所が出てくるかもしれませんが、裾の部分は後々なくなる予定なので、多少合わなくても強引に縫い合わせます。
上半身部分は型紙を触っていないため問題なく縫い合わせられるはず。
合印から裾に向かって合わせていけば、裾でながさにズレは出ても大部分は問題なく縫い合わせられるはずです。

これで土台が出来ました。
リカちゃんに巻きつけてみるとこんな感じ。

狙い通り、キュアニャミーの服よりはスカートの広がり方が控えめになっています。

ちなみに･･･キュアリリアンの服は腰のあたりから左右に、濃い目のミントグリーンのベルトのようなものが伸びているので、身ごろの縫い合わせの段階で濃いミントグリーンのリボンを挟んでおいても良いと思います。

私も最初は、縫い合わせの段階で5ｍｍ幅のリボンを挟んでおくつもりでした。（上の画像はその時のもの）
が、サテン地が滑りやすいからなのか？私の技術力のなさなのか？　どうやっても左右のリボンの位置（高さ）がズレてしまってうまくいきませんでした。
「挟んで縫う」自体は出来るんですけど、リカちゃんに仮で着せると左右のリボンの高さのズレが目立つんですよね･･･。
結局、身ごろの縫い合わせの段階でリボンを挟むのはやめ、服がある程度出来上がってから左右のバランスを見つつリボンを縫い付けることにしました。

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問題のスカートの下部分。
バンダイさんから発売されているお人形はどうなっているのか？

上部のスカートをナナメにカット、ツートンカラーのリボンを境目にして、ギャザーを寄せた生地をつけてスカートにしているみたいですね。
なるほど、これならそれらしく見えそうです。

でも、キュアリリアンのスカートって、フリルになっている感じじゃなくて、ひだ？になっているというか、折りたたまれたような感じなんですよね～。うーん･･･。

できれば本来のキュアリリアンのスカートのような、ひだ？のような感じで作りたい。
とは言え、手元にある型紙でフィッシュテールのものはありません。
人間用のフィッシュテールスカートの作り方に関して言及・解説されているサイトはあったけど、自分の技量に落とし込めない･･･。

そんな訳で、無理矢理作ることにしました。

A4のコピー用紙を縦2枚にしたものを繋げて、細長い1枚の紙にします。
それをひだのように折りながらリカちゃんに巻きつけます。
この時にまっすぐ折ったり規則的に折ったりするとプリーツスカートになってしまうため、腰側が細く・裾側はゆったりするよう、放射状っぽく折ります。

ウエストラインで縫い合わせるわけではないので、ウエストの紙がナナメになっても気にしません。
いい感じに折れたら山折り・谷折りがわかるようにメモして、キュアリリアンのスカートの裾のラインを意識してカット。

広げるとこんな感じになりました。

これを型紙にしてスカート部分を作ります。
サテン生地では、まっすぐな裁断でない分裾がとんでもなくほつれやすいので、ここでもキュアニャミーの服の時に買ったマークカッターさんが大活躍。

ロックミシンをお持ちの方なら、巻きロックで処理しても良いのかな？（持っていないのでわかりませぬ）
ゆるやかなカーブで波型になっているので、お人形手芸で一般的な端処理である「ほつれ止めを塗って、3～5ｍｍ折って縫う」方式はあまり向いていない（キレイに処理するのが難しい）ように思います。

このあたり、写真を撮る余裕なく作業をすすめてしまったので、文章ばかりになります(;´Д`)

裁断できたら、裾から1cmぐらいのところにミントグリーンのサテンリボン、3ｍｍ幅のものを縫い付けます。
カーブはゆるやかとは言っても、波のような感じになっていてつけにくい！
これで、下側のひだ？のあるスカート（以下：下スカート　土台のワンピースのほうのスカートは上スカートと表記します）

下スカートを型紙にメモしておいたとおりに山・谷折りをしたら、そのままの形をキープできるようにしつけ糸で仮止め。
土台のワンピースに、下スカートをしつけ糸で仮止め。
下スカートの下から上スカートが出ている部分をバッサリ切り、切ったところからほつれたり裂けたりしないように、切断したところにジグザグミシンをかけるかたっぷりほつれ止めを塗って処理します。
下スカートも、境目の上からリボンをつけてもはみ出る箇所があるのでカット。
上からリボンをぬいつけてしまうので大丈夫だとは思いますが、心配なのでほつれ止めを塗っておきます。

上スカートと下スカートの境目になるところに、ツートンカラーのリボン（13ｍｍ幅のサテンリボン：ミントグリーンに5ｍｍ幅のサテンリボン：ピンク）を縫い付けます。

1番スカートが短くなっているところに、大きなリボンをつければスカート部分は完成です。

もう少しじっくり推敲すれば、下スカートはまだまだ改良の余地がありそう。
せっかく縫い合わせたスカートを切ってしまったり、ほつれ・裂けの心配をしたりしなくてよくなる付け方も見つかりそうですが、現時点ではこの辺が限界です。

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写真を撮り忘れた肩の部分。

パーツ（ヒラヒラした白い部分）が異なるだけで、キュアニャミーの服の時と同じです。
ヒラヒラした白い部分は、3ｍｍのミントグリーンのサテンリボンを縫い付けて、ギャザーを寄せて作りました。

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左右の腰の位置に5ｍｍ幅の濃い目のミントグリーンのサテンリボンを縫い付けて、さらに腰の後ろに濃い目のミントグリーンのサテンリボンで作った小さいリボンを縫い付け。
本体の胸にハート付きリボンを縫い留め。
スカート裾から腰のあたりまでを縫い合わせ、腰から背中の部分は開きにして面ファスナーを縫い付け。
下準備で作っておいたワンダフルパクトキャリー風のチャームを左腰のあたりに縫い付けたら･･･

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キュアリリアンのコスチューム、完成です！

ちょっとスカートのボリューム（長さ）が足りない･･･。
裾の処理もなんだか上手くいっていませんが･･･。

作るプリキュアの服は、服のみ。
小物類は作らないので、完全なコスプレにはなりません。
これで完成となります。

リカちゃんに着てもらいました。

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『結んで紡いでつながる世界！　キュアリリアン！』

『こわくない、こわくない』

Misaちゃんの上の娘ちゃんが描いてくれたキュアリリアン。
※イラストを描いてくれた友達の娘ちゃん（と友達）にはイラスト等の掲載許可をいただいております

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スカート裾がやっぱりうまくいかなくて･･･後ろから見ると残念さが顕著。

横から見た時のスカートの感じは結構キレイです。

正面の大きなリボン、垂れの左右の長さが違うところが良いですね。

改良の余地はいっぱいありそうだけど、2着目も一応なんとかなりました！