こんにちわ、お人形手芸部 部長の三島るぃです。
リカちゃんやジェニーの服を作る、お人形手芸の必需品とも言える「ほつれ止め液」
布の端に塗るだけでほつれなくすることができるアイテムで、部長も毎作製時にお世話になっています。
ちなみにメインはKAWAGUCHIさんのピケ、たまにコニシさんのホツレーヌを使っています。
さて、そのほつれ止め液ですが、塗る(つける)時に思いのほかたくさん出てしまったり、布地によっては染みて広がってしまったりと、大変な思いをすることも多いのではないでしょうか。
私はサテン生地に使うのが苦手で、ドレス系の作製時にはいつも泣かされております。
たくさんついてしまう → 広範囲にほつれ止め液が広がる → シミになる → つきすぎた部分の布地が固くなってしまって縫いにくい ・・・まさに悪循環。
少しでも少量をキレイに塗る(つける)方法をご紹介します。
布地、ほつれ止め液それぞれを手に持って塗る(つける)
おそらく最も一般的であろう方法。
部長も長年この塗り方(つけ方)をしていました。
メーカーさん(KAWAGUCHIさん)の商品紹介動画でも、片手に布地、片手にほつれ止め液を持って塗って(つけて)います。
これでキレイに塗れる(つけられる)なら問題ナシです。
私も普通のコットン地ならこれで問題なく塗ることが出来ています。(たまに失敗するけど)
が・・・めちゃくちゃほつれやすい生地、私の場合はサテン生地が鬼門で、ほつれ止め液が出てくる口のところにサテンの布端がひっかかったりほつれてきたところがくっついたりしてなかなかスムーズにいきません。
布地を平らな面に置いて、直接塗る(つける)
手芸系のYouTubeなどでよく見かける方法です。
断裁した布地を机などに置いて、ほつれ止め液を塗り(つけ)ます。
動画の見やすさ・撮影の画角のための方法かな?と思っていましたが、布地が(ほぼ)固定されるため、「片手にそれぞれ布地とほつれ止め液を持つよりも、安定して塗れる(つけられる)」のだとか。
ほつれ止め液が布地の下に染み出すことがあるので、この方法の際は布地の下に何か・・・大判のフェルトやいらない布なんかを敷いておくと良いと思います。
雑誌や新聞紙の紙類は、布地がくっついてしまったり、インクが布地に移ってしまったりするとこがあるのであまりオススメしません。
綿棒で塗る(つける)
知り合いに聞いた方法。
お人形サイズのドレスを作製されている方がされている方法だそうです。
先ほどの「布地を平らな面に置いて、直接塗る(つける)」の変形で、ボトルを直接布地にあてがうのではなく、綿棒を使って塗り(つけ)ます。
断裁した布地を大判のフェルトやいらない布の上に置いておき、ほつれ止め液を、小皿やアルミカップ、お弁当用カップなどに出します。
綿棒にほつれ止め液を吸わせるようにつけ、その綿棒を使って布端にほつれ止め液を塗ります。
この方法だと、ボトルから思いのほかたくさん出てしまうことがないので、均一に塗る(つける)ことが出来ます。
この方法では、あらかじめ小皿やカップにある程度の量のほつれ止め液を出しておく必要があるので「使う量だけ出す」ことができず、少しもったいない使い方になってしまうような気がします。
小皿やカップに出して余ったほつれ止め液を元のボトルに戻すのはオススメしません。(そもそもボトルの形状的に戻せないと思います)
また、ほとんどのほつれ止め液は有機溶剤を含んでいますので、小皿やカップに出す場合は換気を怠らないようにしましょう。
引火の危険もあるため、キッチンなどの火気の近くでの作業は厳禁です。
ニードルボトルに移し替えて使用する
モモリータ先生のお人形教室で教えていただいた方法です。
ほつれ止め液を、プラモデル作製やレジンクラフト・電子タバコのリキッド補充に使うニードルボトル(針スポイト・ドロッパーボトルなどの言い方も)に移して使います。
こちらも先ほどの「布地を平らな面に置いて、直接塗る(つける)」の要領で、断裁した布地を大判のフェルトやいらない布の上に置いて塗る(つける)と安定して塗りやすい(つけやすい)です。
針のように細い口から液が出るので、出すぎる心配が減ります。(ドバッと出てしまうこともありますが)
部長は最近はこれを使用していますが、格段にほつれ止め液を塗る(つける)作業が楽になりました。
フタ(栓)もあるので、移した後のほつれ止め液が揮発してしまうこともありません。
たいていは3本、5本、10本といった数本セットで売られています。
容量も5ml~とかなり色々ありますが、お人形手芸には5ml~15mlくらいあればじゅうぶんだと思います。
お人形手芸では、そんなに何本も使うことはないと思うので、電子タバコを使用している人やレジンを使うお友達と共同で買って分けるといいのではないでしょうか。
部長は残念ながらそのような知人がいないため、1人で5本持っています。
一生使えそう。
キレイに塗って(つけて)楽しいお人形手芸を♪
以上、「ほつれ止め液の塗り方・つけ方の紹介」でした。
キレイに塗って(つけて)楽しいお人形手芸を♪
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