【レシピ本レビュー】リカちゃんお洋服BOOK もっとキラキラ!

市販のレシピ

こんにちわ、お人形手芸部 部長の三島るぃです。

たくさん種類のある、お人形手芸に関する本。
どんなレシピが載ってるの? 作りやすさは??

今回紹介するのは「リカちゃんお洋服BOOK もっとキラキラ!」
基本的な内容と、実際に読んだ(使ってみた)感想をお伝えします。

リカちゃんお洋服BOOK もっとキラキラ!

基本データ

発売日2019年10月29日
著者田端 永子 
出版社主婦の友社
ページ数20P
ISBN978-4074378432
リカちゃんお洋服BOOK もっとキラキラ!

『ハンカチでつくる! リカちゃんお洋服BOOK』シリーズの第3弾 

著者は田端永子さん

特徴

豪華付録として、前髪のあるロングヘアのリカちゃん人形が1体付いています。
リカちゃん本体が付いていない代わりに約4倍のレシピが掲載された「リカちゃんお洋服BOOK もっとキラキラ!ドレスアップ!」というほとんど同じタイトルの本も発売されているので、間違わないように気をつけましょう。

1番簡単なドレスは「3才~OK!」、1番難しいドレスも「6才~OK」とあり、漢字には全てふりがなが振ってあります。

ハンカチを巻くだけ・切って貼るだけでドレスが作れるので、自分で服を作ってみたい子どもさんにも嬉しいレシピになっています。
実物大の型紙つき。
全てのレシピで出来上がりまで写真付きで工程が載っています。

  • リカちゃん人形が1体付いている
  • 3才からOKの子ども向けの内容
  • 切ったり縫ったりしなくてもドレスが作れる

レシピの数と種類

レシピはドレスが4種類と、ウェディングドレス用の小物3点の7アイテム。
ドレスは全てワンピースタイプで、ハンカチドレスが2つ、ペーパーナプキンドレスとフェルトドレスが1つずつ掲載されています。

カテゴリアイテム
ワンピース
(ドレス)
ゆめみるバルーンドレス
だんだんフリルドレス
お姫さまフリルドレス
きらきら星のウェディングドレス
服以外の小物ケープ
ベール
ブーケ

記載のレシピを使って作品を作る際の注意点

転売や記載の型紙を使った作品の販売は禁止されています。

本書の型紙を使用して制作した作品の販売やオークションへの出品を、かたく禁じます。

リカちゃんお洋服BOOK もっとキラキラ! より引用

他にも、本の複製複写(電子化を含む)は著作権上の特例を除いて禁止されており、コピーする場合は事前に公益社団法人日本複製権センターの承諾を受けるよう明記されています。
個人や家庭内の利用であっても第三者に依頼してスキャンやデジタル化することは認められていないとの記述もありますので、ご注意ください。

部長の感想

パッと見ただけでは一体化しているように見える、お人形の入っている箱とレシピ本は切り離せます。
キレイに剥がせるテープで箱に本を留めているような感じなので、箱と分ける時に本が傷んだり、リカちゃんを取り出した後の箱が邪魔で本が読み辛かったり…といったことはありません。

「ハンカチ・ペーパーナプキン・フェルトでつくる!」との謳い文句に、子どもでも簡単にドレスが作れるレシピが載っているのでは!?と期待して手に取ってみましたが…。

良かった点

付録のリカちゃんが可愛いです。
王道のストレートロングヘアはお尻くらいまで長さがあるので、髪をまとめたり編んだり、ヘアアレンジも楽しめます

ハンカチドレスは、ハンカチを切ったり穴をあけたりせずに巻くだけなので、リカちゃんに使った後もまた自分用に使えます。
うまくまとめられているので、背中側から見てもシルエットが美しく、一見ハンカチには見えないくらいです。
本を見ながら1度巻いてみただけでなかなか様になりました。
巻く手順も簡単で、2~3回大人が見てあげれば、あとは子どもだけでも巻いて遊べるんじゃないかと思いましたね。

掲載されているお洋服は全てドレスなのも、子どもが目を輝かせそう。

ちょっと微妙な点

ハンカチドレスは指定のハンカチサイズがだいぶ大きいです。
小さいハンカチでは作れない、という訳ではなく、定の大きさのハンカチがなくても出来はするのですが、丈が短くなったりスカートがボリュームダウンしたりしてしまうので、見本とは違った出来になってしまいます。

問題はペーパーナプキンドレスとフェルトドレス。

ペーパーナプキンドレスは切り貼りだけで作れる針いらずのドレスなのは魅力的なのですが、強度UPのための工程が面倒かつパーツが細かく工程も複雑大人にも難易度が高いと思いました。
強度UPの工程を省いても作れるものの、破れやすくなるので長く遊べる着せかえドレスではなくなってしまうんですよね。

フェルトドレスに至っては、制作に針と糸が必須になっています。
確かにミシンいらずとは書いてあるけど、「ミシンでは縫いませんが手縫いはします」の意味だったとは…。
手順の最初に「並ぬいして糸を引き寄せてギャザーをつくり~」とあって、ひっくり返りそうになりました。
縫う箇所はギャザーを除けばちょっとだけではありますが。

ペーパーナプキンドレスとフェルトドレスを4才、6才の子が1人で作り上げるのはなかなか厳しいものがあり、大人のサポートは必須かと思います。

何よりレシピの数が少なすぎて、レシピ本の付録にリカちゃんが付いているはずが、リカちゃん人形を買ったら服の作り方がオマケでついてきた、みたいな印象です。
ちなみに付録のリカちゃんは、顔も可愛くて普通にパッケージされて売られているリカちゃんと変わりないのですが、 靴は付いていなくて裸足です。
着ているお洋服も何の変哲もないシンプルすぎる無地のワンピースなので、早くドレス(服)を作ってあげたい! という気持ちにはなりますが…。

本体+お洋服+靴+小物(+α)と付属品が充実したリカちゃんがこの本より安いか同じくらいのお値段でお店で売られている&この本の掲載レシピの少なさを思うと、付属品が充実しているパッケージされたリカちゃんを買って縫わずに作れる服の作り方はネットで拾おうかな…という悪魔の声が聞こえてきてしまい、複雑です。

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